職業訓練19日目 論理回路設計の基本作業(デジタル回路)

スレッシュホールドレベル(しきい値

「H」と「L」を区別する境界値のこと。

TTLの場合
LO HI
入力 0Vから0.8V 2.0Vから5V
出力 0Vから0.5V 2.7Vから5V

 

CMOSの場合
LO HI
入力 0Vから1.5V 3.5Vから5V
出力 0Vから0.05V 4.95Vから5V

 

TTLCMOSが混在した場合

CMOSTTLはOK(CMOSの出力はLOもHIもTTLの入力の範囲内)
TTLCMOSはNG(TTLのHI出力がCMOSのHI入力の範囲内に収まらない)

雑音余裕(ノイズマージン)

入力信号と出力信号の電圧の差。
ノイズマージンが大きい方が、電圧の幅があり、ノイズが無視されるため、正確なデジタル信号が伝達される。

LO HI
TTL 0.3V 0.7V
CMOS 1.45V 1.45V

CMOSの方がノイズマージンが大きい→ノイズに強い
 

正論理と負論理

電圧 正論理 不論理
H 1 0
L 0 1

 

  • 電圧がHのとき、回路が能動状態→アクティブH
  • 電圧がLのとき、回路が能動状態→アクティブL
  • ソース電流:ICにHレベル電流を出力させ、IC内から出て行く電流
  • シンク電流:ICにLレベル電流を出力させ、IC内に引き込まれる電流