職業訓練8日目 アナログ電子回路(OPアンプ回路)

前回(トランジスタ)の続き

トランジスタの静特性測定

エミッタ接地増幅回路を結線。
→信号が増幅し、位相が反転していることを確認(反転増幅)

OPアンプ

OPアンプとは

アナログ信号を、増幅・演算するための電子部品。

OPアンプの種類

外観による分類


内部構造による分類

  • ハイブリッドIC
  • モノシリックIC
OPアンプの基本動作

OPアンプは、2入力1出力の部品。

  • 反転入力端子(-)
  • 非反転入力端子(+)


OPアンプの入出力関係の式

  • 非反転入力側の電圧:V{\tiny 1}
  • 反転入力側の電圧:V{\tiny 2}
  • 出力電圧:V{\tiny 0}
  • OPアンプの開ループ利得:A

V{\tiny 0} = A(V{\tiny 1} - V{\tiny 2})
A = \frac{V{\tiny 0}}{V{\tiny 1} - V{\tiny 2}}


一方の端子に加えられた電圧と同じ電圧がもう一方の端子に現れる。
→反転入力端子と非反転入力端子が実際に短絡しているわけではなく、
 仮想的に短絡している(バーチャルショート)


OPアンプの2つの特徴

  1. 2つの入力端子の電位差は0
  2. 2つの入力端子のインピーダンスは無限大
電源のつなぎ方
  • 単一電源方式
  • 二電源方式